落石予防工
ワイヤロープ掛工
概要
ワイヤロープ掛工は浮石や転石が転倒や落下するのを抑止するために、ワイヤロープで覆い、斜面上で固定する落石予防工です。
特徴
- ワイヤロープはφ12mm~φ18mmが用いられ、ロープ本数を密にすることによって比較的大規模な岩塊にも適用可能となります。
- ワイヤロープを使用しているため、岩塊の形状に合わせて固定できます。
ロープ伏工
概要
ワイヤロープを格子状に組み、斜面に点在する浮石、転石の初期始動を予防して現位置で押さえ込む落石予防工です。ロープ伏工はワイヤロープを50cm間隔で格子状に組むワイヤネット工と特殊金網(厚ネット)を斜面に密着させ、ワイヤロープを併用する厚ネット工があります。
特徴
- ワイヤネット工は立木の伐採を最小限に抑えて施工が可能なため、自然の美観を損なうことなく落石対策が可能です。
- 厚ネット工は地山に密着する特殊金網を使用するため、細かい落石も予防できます。
覆式落石防護網工
概要
金網、ワイヤロープで構成されたネットで落石の危険性のある斜面を覆い、金網と地山の摩擦力と金網の張力により落石を拘束する落石予防工です。
特徴
- 施工性、経済性が良く、多くの場所で施工実績があります。
- クレーンを使用できない場所では、簡易ケーブルクレーンでの施工が可能です。